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江藤拓 日常活動報告

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東九州自動車道「高鍋―西都間」4車線化


高速道路の暫定2車線区間の4車線化については、令和2年12月に閣議決定された「国
民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策」に基づき、現下の低金利状況を活かして財政投融資により財源を確保し、東九州自動車道「高鍋―西都間」をはじめ14箇所約86kmが事業化されました。

「高鍋―西都間」については、今年7月に西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)が事業者と工事契約を行い、現場着工の準備が進められてきました。現在、年内の着工式に向けて最終の調整をしており、来週の初めにも公表する予定と国土交通省道路局の担当課長が説明に来てくれました。

暫定2車線区間では対向車との正面衝突事故を防ぐため、道路中央をワイヤーロープで車線を仕切っていますが、トンネルと橋ではラバーポールが立てられているのみです。現在、トンネルや橋の中央に「センターパイプ」と「センターブロック」という2種類の構造物を設置する実証実験が本格化しておりますが、一日も早い4車線化が待ち望まれているところです。

「高鍋―西都間」の構造物は3橋0.7kmが予定されており、工事の進捗が円滑に行けば、事業期間として概ね10年程度と考えられています。一日も早い完成と残り区間の事業化に向けて、関係者の皆様と一丸となって努力してまいります。

明日は、自民党宮崎県第二選挙区支部と後援会の合同総会を開催します。ご参加いただく皆様には大変お忙しいところ恐縮に存じますが、何卒宜しくお願い申し上げます。

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# by taku-eto | 2023-09-29 16:57

マレーシアの国会議員と意見交換

本日は、マレーシアの国会議員(下院)で構成する「インフラ・交通・通信特別委員会」のご一行が、衆議院災害対策特別委員会の委員長である私のところを訪問してくださいました。

今回の訪問の目的は、「災害後のインフラ復旧における成功事例」「将来の災害への耐性強化を伴うインフラ再建」「被災住民の生活と安全に最も重要な道路、橋、公共設備などの必要不可欠なインフラの復旧」などについて、我が国の取組を学ぶことでした。

マレーシア周辺には、活断層がないため、地震や津波の発生は少なく、また、赤道付近で多く発生する台風は、北に流れるため影響を受けることもあまりありませんが、委員の皆様からは、熱心に多岐にわたる質問を頂きました。

私の方からは、国土強靱化対策の考え方として、単年度ではなく、長い時間軸で捉え、脆弱な部分に集中的に投資していく視点が必要である旨を説明したほか、我が国のこれまでの災害復旧事業をはじめ防災・減災に関する取組や、科学的知見に基づく今後の対策などについてお話させて頂きました。

皆様からは特に、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」の具体的な内容や、先の通常国会で成立した「改正国土強靱化基本法」の審議過程に興味を示され、予定の時間を20分以上オーバーする有意義な会となりました。

結びに、「これからも人事交流や情報交換を活発に行うなど、両国の関係を密にして、より一層の友好関係を築き上げて行きましょう」とご挨拶をして終了しました。

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# by taku-eto | 2023-09-27 18:41

和牛肉消費拡大事業の要件緩和

今朝は、延岡家畜市場で開催された子牛のセリ市に行ってまいりました。最近の子牛価格の急落を受け、子牛価格下落対策の拡充に加え、和牛の消費拡大事業の要件も緩和して販売促進を行っておりますが、本日の平均価格は、前年同期を約2割下回る約47万円でした。

コロナの影響で和牛肉の需要が一時的に低迷し、在庫が高止まりしていた令和2年から4年までは、「和牛肉保管在庫支援緊急対策事業」で計画的な販売を後押ししてまいりましたが、今年度からはその後継事業として「和牛肉需要開拓支援緊急対策事業」を実施しています。

主な内容は、計画に基づいて販売を行う食肉事業者に奨励金を交付するもので、この度、計画の数量上限を撤廃したり、事業参加者による消費者への直接販売も対象にしたりするなど要件を緩和しました。これまで以上様々な取組を事業対象にすることで更なる需要開拓を図っており、子牛価格が少しでも回復することを期待しております。

子牛を生ませて10か月程度育てる繁殖農家は、価格の低迷に加え高齢化や後継者不足などにより廃業する農家も少なくありません。「2023年度 第70回NHK杯全国高校放送コンテスト」のドキュメント部門では、延岡市の女子高校生が、廃業する実家の繁殖農家をテーマにした作品「私の家族」で見事優勝を果たしました。

実家のある日之影町役場に優勝報告に訪れた際に、「牛を育てている農家がどんな気持ちで一緒にいて、育てた牛を売るとき、どんな気持ちなのかを伝え、食べることへの感謝にも気づいてもらえたらいいなと思って作りました」と話ましたが、是非、生産者の皆様の気持ちに想いを馳せて応援して頂ければ幸いです。

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# by taku-eto | 2023-09-20 16:54

農業関係者との意見交換会(JA延岡)

本日は、JA延岡本店で生産者の代表や青壮年部の皆様と意見交換会を行いました。意見交換会には自民党延岡支部、県議会議員、市議会議員(自民党きずなの会)、後援会青年部の皆様も参加してくださいました。

稲作農家の代表の方からは、米の価格やライスセンターの機械更新、農地の集約化などについて、ご意見を頂きました。

また、和牛生産者の方からは、和牛肉価格や子牛価格が下落する中、飼養頭数を増頭するなど規模拡大して行くには将来に不安があるという切実なお話もお聞かせいただきました。

他にも生産費を考慮した価格転嫁の在り方や、インボイス制度の導入、アルプス処理水の海洋放出、豚熱の対応など多岐にわたるご質問やご要望、ご意見を頂きました。

私の方からは、自民党の考え方や国の各種施策などを説明した上で、食料安全保障の強化を含め、農政の憲法ともいえる「食料・農業・農村基本法」の改正に向けた取り組みなどについて、本音の話させて頂きました。

本日は大変厳しいご意見も頂きましたが、我が国の農業が衰退して一番困るのは国民の皆様です。そのためにも国を支えるための農政、国民生活を安定させるための農政に、これからもしっかりと取り組んでまいります。

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# by taku-eto | 2023-09-15 21:59

子牛価格下落対策を拡充

今朝は、児湯地域家畜市場で開催された子牛のセリ市に行ってまいりました。新型コロナウイルスが5類に移行し、インバウンド需要の回復が見込まれるものの、子牛価格は4か月連続で低迷を続けており、本日の平均価格も約51万円(税込み)でした。

全国の8月の平均価格は、前年を約14.5%下回る1頭当たり約54万円で、宮崎県では宮崎中央市場が53.3万円、小林市場が53.1万円と全国平均を下回った市場もありました。

主な下落の原因は、物価上昇に伴う消費者の生活防衛意識の高まりによる牛肉価格の低下に加え、配合飼料価格の高止まりによるコストの増大などにより、子牛の購買者である肥育農家の購買意欲が低下していることにあると考えます。

今般の急激な子牛価格の下落を受け、子牛価格下落対策を拡充し、九州・沖縄などブロック単位の平均価格が全国平均を下回る部分も補填されるようにしました。更に宮崎県も国の対策に上乗せして補助する予算を9月の定例県議会に提案しますし、独自の対策を実施する市町村や農協もあります。

和牛の繁殖経営は中山間地域を支える基幹産業です。これからも国と県・市町村・農協などが同じ方向をしっかりと向いて歩んで行けば必ず道は拓けますので、先人が作り上げた世界に誇れる素晴らしい和牛文化を関係者の皆様と一丸となって、大切に守り続けてまいります。

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# by taku-eto | 2023-09-09 15:53