日向市市制施行70周年記念式典
本日は、日向市市制施行70周年記念式典に出席して挨拶をさせて頂きました。今日の日向市の礎を築き発展に寄与された市民の皆様をはじめ、市長、市役所職員、企業、団体など多くの関係者の皆様の永年のご努力、そして今のご努力に敬意と感謝を申し上げます。70年前の日向市は、幹線道路である国道10号も未舗装で、幅員も4~5メートルのかなり曲折の多い道路でした。また日向市と入郷地域を結ぶ国道327号は、まだ県道人吉日向線と呼ばれ、トンネルもなく、椎葉村まで半日以上かかっていました。その後、昭和44年に国道に昇格し、トンネルや橋梁の整備も進み、今年9月3日に尾平トンネルが開通したことにより、椎葉まで1時間30分で行くことが出来るようになりました。更に当時の細島港にはまだ1号岸壁しかなく、年間の貨物取扱量327,143トン程度でしたが、平成12年に水深13メートルの14号岸壁、平成27年にコンテナとバラ積み別々の岸壁、平成30年には北沖防波堤が完成するなど、様々な整備が進められた結果、貨物取扱量が11倍以上となる3,777,254トンになり、林産品(原木・製材・木材チップ)の輸移出では九州1位の港湾となりました。このように先人の皆様のご尽力により、日向市は道路網の整備が大きく前進したほか、港湾工業都市として着実な発展を遂げることが出来ました。また私の3人の息子たちもこの日向市で育ち、それぞれの道に巣立って行きました。故郷を持っていることの素晴らしさ、そして帰る場所がある、そこには友や先輩がいて、懐かしい風景や景色がある、そのことで息子たちは心の豊かさを身に付けることが出来ましたし、得難いものを得ることが出来ました。本当に故郷に感謝です。これからも皆様とともに、素晴らしい日向市の未来のために全力で取り組んでまいります。夕刻は延岡市北浦町で、親父の時代から大変お世話になった方の通夜に参列して参ります。