衆議院「北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」
本日は衆議院「北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」が開催され、3月8日に行われた松野拉致問題担当大臣、林外務大臣、二之湯国家公安委員会委員長の所信に対する質疑が行われました。拉致問題は1970年代から80年代にかけて北朝鮮が起こした国家犯罪であり、わが国の国家主権の侵害と国民の生命と安全を脅かす重要問題で、国の責任において解決すべき課題です。拉致問題の解決には被害者全員の救出以外にありません。しかし、2002年10月に5人の拉致被害者の帰国が実現して以降、1人の拉致被害者も帰国出来ていません。私も初当選以来、本特別委員会の委員長や理事を務めるなど、ずっとこの問題に携わって来ただけに、政治が結果を出せないことに対して、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです。この間、拉致被害者家族の親世代の高齢化も進んでおり、2020年2月に拉致被害者有本恵子さんの母親の嘉代子さん、6月に横田めぐみさんの父親の滋さん、そして家族会前代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんが昨年12月にお亡くなりになられるなど、一刻の猶予もありません。3月16日に拉致被害者のご家族の皆様とお会いになられた岸田総理も「私自身、何としても拉致問題を解決したい、こうした強い思いを持って努力を続けていきたい」と述べられておりますので、岸田総理を先頭に全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、引き続き全力で取り組んでまいります。