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江藤拓 日常活動報告

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森林環境譲与税に関する提言

衛星写真を手掛かりに、日本各地の人里離れた一軒家で暮らす人々を紹介する民放のバラエティ番組で、宮崎県の一軒家が2週連続で紹介されました。

2軒とも以前放送された方の紹介で地域の強い絆が感じられますが、ともに林業と肉用子牛の生産などを生業(なりわい)とされており、「私たちもこうして親にご飯を食べさせてもらい、学校にも行かせてもらった」という趣旨の言葉が非常に印象的でした。

このように山奥で生活をされている方々が自然を守り、国土を守ってくれている事を国民の皆様に改めて知って頂き、そして林業を通じた森林整備などがそれを支えている源であることを理解して頂ければ大変嬉しく思います。

その様な中、私が委員長を務める自民党「地球温暖化防止のための森林吸収源対策プロジェクトチーム(PT)」にて「森林環境譲与税の活用促進等に向けた提言」を取りまとめました。

森林環境譲与税の活用実績が5割程度しかない実態を踏まえ、宮崎県高千穂町をはじめ各自治体や森林組合からのヒアリングなどを通じ課題の整理を行いながら、2月以降6回にわたるPTを開催してとりまとめに至りました。

ヒアリングでは、譲与税の具体的な活用範囲の判断に困っている市町村の実態、市町村や森林組合への支援の重要性、山が所在する市町村に対する交付金の手厚い配分の必要性などが明らかとなりました。

これらを受け、今回の提言では、譲与税基準のあり方についての検討、市町村の皆さんが分かりやすいポジティブリストの作成や相談窓口の設置、譲与税に対する理解の醸成を図るための教育や広報等の取組などについて速やかに実行に移すよう取りまとめました。

今後、この提言に基づいて、農林水産大臣と総務大臣に要請することとしています。

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by taku-eto | 2022-05-16 17:00
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