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江藤拓 日常活動報告

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「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」横田拓也代表

本日は衆議院「北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会(拉致特委)」が開催され、45年前13歳の中学1年生のときに、北朝鮮の工作員たちによって拉致された横田めぐみさんの弟で、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)」の横田拓也代表をはじめ「救う会」の西岡会長、「特定失踪者問題調査会」の村尾幹事長、竜谷大学の李教授からの意見陳述のあと、質疑が行われました。

横田拓也代表から冒頭に、2002年に5人の拉致被害者とそのご家族が帰国することが出来ましたが、今も人質として多くの方々が北朝鮮国内で拘束され続け私たちの助けを求めている中、北朝鮮国内の食料事情は想像を絶するほど厳しく、医療環境も劣悪かつ脆弱であり、発言の自由・移動の自由・思想の自由を全て奪われ、厳重な監視下で必死に命を繋いでいる拉致被害者が置かれている現状の説明がありました。

その様な中、拉致被害者の帰国を待つ全てのご家族は、雪が降れば健康は大丈夫だろうか、食料不足のニュースを見れば十分な栄養は取れているだろうか、新型コロナウイルス感染拡大のニュースを聞けば元気に暮らせているだろうかなど、いつも心配をされている心情を吐露されました。

「家族会」の初代代表で、めぐみさんとの再会を願って来られた横田滋さんは2年前にお亡くなりになられ、2代目代表の飯塚繁雄さんも妹の田口八重子さんを取り戻すために全精力を注いで来られましたが、昨年12月に再開は叶わず他界されました。

横田拓也代表は、「家族会」の設立から25年、身を粉にして戦い続けたにもかかわらず家族との再会が叶わない無念さをしっかりと受けとめて頂きたい。

そして姉が拉致された当時9歳だった子ども世代の人間が代表として声を挙げねばならない運命の非情さを当たり前のこととして受け止めて欲しくないと強く訴えられました。

拉致問題は北朝鮮が起こした国家犯罪であり、わが国の国家主権の侵害と国民の生命と安全を脅かす重要な問題で、国の責任において解決すべき課題です。

政治が結果を出せていないことに対して、この「拉致特委」の委員長をはじめ初当選以来ずっと携わって来た者として大変申し訳なく、改めて一日も早い拉致被害者全員の帰国実現に向けて全身全霊で取り組んで行く決意を致しました。

「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」横田拓也代表_a0143152_16562125.jpeg

by taku-eto | 2022-05-20 16:53
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