オランダ最終日(国際園芸博覧会)
本日は世界最大規模の花市場であるアールスメール花市場を視察しました。この市場での花の流通は、環境に優しい通い容器が標準化されており、入荷から競り、出荷までIT化による効率化が進んでいました。また、市場にいなくても、オフィスなど世界中どこからでも競りに参加することができ、こうした動きは日本でも今後更に取り入れるべきと感じました。燃油価格が高騰する中、花の生産量を減らす農家もあり、農家が直面する課題は世界共通であることを改めて痛感しました。花市場の次は、施設園芸の視察のため、ウエストランド市のトマトワールドを訪問しました。ここは、トマト生産の最新技術の実証・展示と40種類以上の品種の栽培試験が行われています。日本の農業ベンチャーの「inaho(いなほ)」も、トマトの自動収穫ロボットの開発・実証に参加していました。現地での3日間、短い時間でしたが、内容の濃い活動となり、技術を武器に農業を展開するオランダから多くの示唆を得たほか、日本産食材の輸出の可能性を再認識いたしました。お世話になったオランダ大使館やフロリアード日本館など全ての皆様に感謝の気持ちを持って、オランダの地をあとにしました。