森林環境譲与税配分の見直しについて
本日は、米の需要拡大や輸出、取引市場などを議題とする関係会議を、自民党本部で断続的に開催したあと、私が座長を務める「地球温暖化防止のための森林吸収源プロジェクトチーム(PT)」を開いて、森林環境譲与税について議論いたしました。森林環境譲与税につきましては、令和元年の導入以来、市町村における活用が着実に進んでおり、特に森林が多い市町村の活用額が大きく増加しております。また、近年、気候変動による激甚な災害が頻発化・激甚化しています。中でも、森林整備の遅れによる山の保水力の低下が原因で、台風や大雨によって山に溜まった水が一気に下流に流れ出て起こる洪水被害が多発しております。森林を整備することは、災害被害の低減にもつながります。森林の有する防災や保水機能を高めるためにも、森林環境譲与税を森林の多い市町村への配分を高めるよう見直しを進める必要があります。本PTでは、本年5月に「森林環境譲与税の活用促進等に向けた提言」を取りまとめ農林水産大臣や総務大臣に提言を行いましたが、本日は新たに「森林環境譲与税の譲与基準の見直しに向けた提言」について取りまとめを行いました。本日取りまとめた提言につきましては、年末の税制改正の議論に向けて、自民党3役や税制調査会幹部、農林水産大臣、総務大臣に提言活動を行ってまいります。