JA高千穂「子牛初せり市」と自民党延岡支部「新春懇親会」
今朝は、JA高千穂が主催する「子牛初セリ市」に行ってまいりました。日本の和牛は、子牛を生ませて8~10か月程度育ててセリに出す「繁殖農家」と、その子牛を購入して28~30か月齢程度まで育てて肉牛として出荷する「肥育農家」で成り立っています。本日のセリ市は、「繁殖農家」が出す子牛を、購買者である「肥育農家」がセリ落として購入するものです。配合飼料価格の高騰が畜産農家の経営に大きな影響を及ぼしている中、「繁殖農家」の経営コストに占める飼料費の割合は42%です。このうちの約半分弱に当たる19%が配合飼料などの濃厚飼料に係る飼料費で、残りの23%は、牧草や稲わらなどの粗飼料に係る飼料費となります。そのため、ある「繁殖農家」の方から、「エサ(濃厚飼料)をもう一握り与えようと思ったが、飼料価格高騰のため躊躇した。こんな経験は初めてだ。」というお話をお聞きし、愕然としました。特に「繁殖農家」は高齢化が進んでおり、このまま対策を打たなければ離農する農家も現れ、わが国固有の和牛の伝統文化が途絶えてしまう危機にもつながりかねません。来週から国会も始まりますので、しっかりと対応してまいりたいと思います。セリ場を出てからは、高千穂神社を参拝し、世界平和と日本の繁栄、そして国民の皆様の弥栄をお祈りいたしました。夕刻は、自民党延岡支部の新春懇親会で挨拶をさせて頂き、春に行われる統一地方選に向けて、一致団結して取り組んで行くことを確認致しました。