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江藤拓 日常活動報告

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産地間人財リレーに関する連携協定

本日、宮崎県農業法人経営者協会(会長:香川ランチ代表)等と、群馬県の嬬恋(つまごい)キャベツ振興事業協同組合とが、特定技能外国人の「産地間人財リレーに関する連携協定」を締結しました。

「嬬恋高原キャベツ」は標高800~1300mで栽培されていて、昼夜の温度差や高原の朝露により、柔らかくて甘みが強いのが特徴です。その特徴を生かすために、収穫は気温の低い早朝に行われ、機械では収穫できないため、1個1個丁寧に包丁で切り取って箱詰めされます。

しかし、農家も高齢化が進み、作業も重労働のため外国人材に頼らざるを得ないのが現実ですが、収穫時期は6月~10月と限られているため、農閑期にどのように仕事を確保するかが課題でした。

課題の解決策として、キャベツの収穫でいうと、冬は愛知県、春は千葉県、夏~秋は群馬県と、ほぼ1年中収穫時期を迎えている地域があります。

そこで、農林水産省では、令和3年度補正予算で「農業労働力産地間連携等推進事業」を措置しており、繁閑期の異なる産地が連携して労働力融通を行う取組を支援しています。

嬬恋キャベツ振興事業協同組合では、この予算を活用して、今回の協定以外にも、千葉県や静岡県等の登録支援機関等と連携して特定技能外国人のリレー雇用を実施しています。

宮崎県でも外国人材の方が農業現場で活躍しておられますが、労働力がより必要となる冬から春に向けて、嬬恋の組合と連携することとなりました。

特定技能外国人の皆さんも、通年で仕事を確保しながら農業技術を高めていくことが出来ますし、我が国の食料安全保障を強化する意味でも大変良い取組であると考えます。

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by taku-eto | 2023-03-01 17:21
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