国道265号改良整備促進期成同盟会
本日は、「国道265号改良整備促進期成同盟会」の総会に出席をしました。国道265号は、宮崎県小林市から五ヶ瀬町に至る144.875kmの主要道路で、東の国道10号、西の国道3号と並んで九州の縦軸となる重要路線ですが、全体の改良率が5割未満の状況です。そのため、平成22年から西米良村や五ヶ瀬町、椎葉村など5区間の改良整備促進の要望を順次行っております。その内、椎葉村十根川(とねがわ)工区で整備に着手しており、今年度はトンネル工事や道路改良を進めておりますが、他の4区間は急峻な山間部に位置しており、抜本的な改良整備には相当規模の費用と時間を要するため、いまだ工事着手には至っておりません。過去には、椎葉村と五ヶ瀬町間の国見峠にバイパスを整備し、平成8年8月には「国見トンネル」が開通しました。この「国見トンネル」の開通により、所要時間が約30分短縮され、椎葉村から高千穂町等への高校通学が可能となるなど、沿線住民の皆様の生活はもとより、地域経済、救急医療、文化交流など多方面に大きな効果をもたらしました。しかし、国道265号の半分以上は未改良で、急カーブや幅員狭隘(きょうあい)区間が多くあることから災害に弱く、昨年9月の台風14号の影響で、現在は椎葉村大河内と、小林市須木~西米良村村所の間で通行止めが続いいております。この様な状況を一刻も早く打破するため、先の通常国会で改正案が成立した「国土強靱化基本法」に基づく事業も活用しながら、関係者の皆様と一丸となって、通行止め区間の解消と、全線改良に向けて努力をしてまいります。