佐賀県の豚熱の対応
先月30日、佐賀県唐津市内の養豚場で豚熱が発生しました。豚熱とは、豚やイノシシに感染する家畜伝染病で、非常に致死率の高い伝染病です。しかし、感染した豚肉が市場に出回ることはありませんし、人にはうつらず、仮に肉を食べても人体に影響はありません。一大養豚地域である九州での発生は、2018年9月の国内再発生後は初めてで、生産者の皆様は大変不安に感じておられ、全国2位の約80万頭を飼育する宮崎県の「みやざき養豚生産者協議会」の長友会長が、日本養豚協会の香川会長とともに、ワクチン接種などに関する要請にお越しくださいました。豚熱の発生を効果的に予防するワクチン接種については、農林水産省が九州の7県で接種する方針を示し、早々に推奨地域に設定する見通しですが、今後、ワクチンの打ち手の確保が大きな課題です。その様な中、本日、自民党本部で「鳥インフルエンザ等家畜防疫対策本部」を開催して、農林水産省や九州各県の取組状況などの説明を受けたあと、質疑応答を行いました。現場においては、既に様々な対策に取り組んで頂いておりますが、改めて飼養衛生管理の徹底をして頂き、発生予防とまん延防止に向けて、「やれることは全て迅速にやる」ということを関係者一同で確認を致しました。国会は閉会中ですが、今週は農林関係会議の他、父の時代からお世話になった方の褒章受章祝賀会や、水産総合調査会(ALPS処理水)、国防・安全保障調査会(北朝鮮ミサイル問題)、JA全中会長就任式などに加え、衆議院経済産業委員会・農林水産委員会でALPS処理水に関する連合調査会も行われますので、8日(金)の夕刻に地元で開催する高千穂後援会役員会までは東京に滞在します。