JAみやざきグループと町村会役員の要請会
本日は、JA宮崎中央会の栗原会長、経済連平島副会長をはじめ、生産者を代表して肥育牛部会岩崎会長、繁殖牛部会十河会長、酪農協議会石川会長他関係者の皆様が、坂本農林水産大臣に「国産畜産物需要拡大」に関する緊急要請を行いました。畜産を取り巻く状況は、飼料価格の高騰に加え、特に和牛では、需要の減退による枝肉販売価格の低迷とそれに伴う子牛価格の下落など、大変苦しい経営環境にあります。国としても「和牛肉需要拡大緊急対策事業」や「優良和子牛生産推進緊急支援事業」をはじめ、様々な経営安定対策を講じてまいりました。加えてJAみやざきも、独自の牛肉消費対策を打ち出しましたが、更なる需要拡大喚起策の拡充を求めて緊急要請されました。坂本大臣から「和牛肉需要拡大緊急対策事業」については、今後本格的に実施されるものも多く、これから効果が出てくると思われる。また、「重点支援地方交付金」も牛肉の購入を促すような取組を行っている地域も見られるため、活用を検討していただきたい。その上で、セーフティネットで下支えしつつ、需要と子牛価格を伸ばすために今後の状況をよく見極めて必要な支援を検討するとのお答えがありました。午後は、宮崎県町村会役員の皆様から、重点項目である「人口減少・人材確保」「少子化対策・子育て政策」「農業対策の充実強化」「畜産対策の推進」をはじめ20項目に及ぶ要請がありました。私からは、要請内容全般について回答をさせて頂きましたが、特に重点要望事項である「農業対策の充実強化」については、先の国会で成立した「食料・農業・農村基本法」の改正を受け、今後5年間を「農業構造転換集中対策期間」として、集中的に政策のあり方を総括、検証しつつ、必要な予算の確保に努めると説明しました。また「畜産対策の推進」については、JAみやざきによる坂本農林水産大臣への要請の説明をさせて頂きました。いずれにしても、生産者の皆様の心が折れる事が無いよう、関係者の皆様と努力してまいります。今週は、「細島みなと祭り」「川南町消防操法大会」「延岡市子牛セリ」「まつり延岡」などの各種地元行事に参加させて頂く予定です。