台風10号の被害
非常に強い勢力で九州に上陸した台風10号は、遠く離れた地域も含め各地に甚大な被害をもたらし、今なお北上を続けております。台風10号の影響によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り致しますとともに、被害に遭われた全ての皆様にお見舞いを申し上げます。私の地元宮崎県でも、ピーク時には、364ヶ所の避難所に6,129人の方々が避難されました。また各地で土砂の流出や路肩の決壊、法面の崩壊などが発生し、宮崎県土整備部が管理する道路だけでも57路線70区間で通行止めとなり、孤立した地区も含めて地域住民の皆様の生活に大きな影響を及ぼしています。更に、宮崎市佐土原町、西都市、都農町、門川町では、竜巻と思われる突風が発生し、多数の方が怪我をされたり、家屋やハウスなど農業用施設の被害も確認されております。農業用施設につきましては、園芸施設共済に加入している場合は、被害状況に応じて共済金が支払われますので、最寄りのNOSAIに連絡してください。さて本日は、多くの地区で災害が発生した椎葉村の状況を確認するため村長に連絡したところ、どのルートを通っても椎葉村に入ることは不可能との事でしたので、明日以降、安全を確保した上で、椎葉村をはじめ各被災地区を訪問させていただきたいと思います。そこで本日は、国道446号「日向市東郷町下三ヶ児洗―美郷町南郷水清谷小叉吐」の路肩決壊現場の後、門川町の突風被害の状況を町長と一緒に視察させていただきました。これから各地域の被害の状況も明らかになってまいりますので、関係省庁をはじめ宮崎県及び市町村とも連携して、一日も早い復興に向けて努力してまいります。今後、西日本と東日本で大雨災害発生の危険度が高まる可能性がありますので、引き続きご注意ください。