今回の自由民主党総裁選挙におきまして、私は林芳正氏の選挙対策本部長代理を務めることとなりました。私がなぜ林芳正氏こそ次期自由民主党総裁、日本国の内閣総理大臣に相応しいと考えるに至ったかをご説明致します。自由民主党は今、政権から転落しかねない危機にあります。しかし、政権交代は決して国家国民の為にはなりません。総裁選挙には若手も含め、多くの議員が立候補を予定しておりますが、この総裁選挙は次期総選挙の顔を選ぶようなものであってはならないと考えます。
確かな経験に裏打ちされた、真に実務能力の高い新総裁こそが自由民主党を刷新し、日本国をリードするべきです。
金融、経済・財政政策に関する豊富な知識を有する新総裁の下で強力な経済対策を実施し、物価を安定させ、国民所得の向上を図り、景気回復を確かなものにせねばなりません。
自由民主党総裁はすなわち内閣総理大臣であり、内政だけでは無く日本国の顔として外交を担うことも大切な職務です。外交は正に国益を賭けた闘いであり、11月にはブラジルにおいてG20サミットも開催されます。
林芳正氏は、外務大臣をはじめ、農林水産大臣、防衛大臣、経済財政担当大臣、文部科学大臣、内閣官房長官を歴任されました。国内外の幅広い政策知識と実行する胆力を備えた候補者は林芳正氏が抜群であると考えます。
また、私が会長を務める自由民主党総合農林政策調査会での3年間の議論の末、25年振りに「食料・農業・農村基本法」を改正したことを踏まえ、政府の骨太の方針にも今後5年間を「農業構造転換集中対策期間」と明記しました。
林芳正氏が農林水産大臣の時、私が副大臣として2年間にわたり、二人三脚で非常に厳しいTPP交渉に立ち向かい苦難を共にしました。以来、私と深い信頼と友情で結ばれた林芳正候補であれば、十分な農林水産予算を確保し、地方のために必要な政策の実現に尽力してくれると信じています。
今、和牛肉の価格が低迷し、それに伴って子牛の価格も暴落しており、畜産経営は大変厳しい状況が続いています。私が農林水産大臣だった時に、対中国輸出再開まで今一歩の所まで漕ぎ着けましたが、残念ながら実現には至りませんでした。外務大臣として各国要人と外交交渉を重ねてきた林芳正氏に内閣総理大臣になっていただき、今度こそ牛肉の対中輸出再開を実現して頂きたいのです。
私は故郷宮崎県にとっても最も期待出来るのが林芳正氏であると確信しています。
どうぞ私の日本国の未来を憂い、郷土を愛するが故の選択であることをご理解頂きま
す様お願い申し上げます。