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江藤拓 日常活動報告

etotaku.exblog.jp

2020年 06月 15日 ( 1 )

6月15日

本日は、役所で種々の打合せを行った後、参議院決算委員会に出席致しました。

決算委員会では、平成30年度決算等の締め括り総括質疑が行われ、和牛の対中輸出、牛マルキンの見直しの趣旨、また、新型コロナウィルスとの共生(ウィズコロナ)時代における食料自給率の向上についてご質問にお答え致しました。

具体的には、以下のような内容をお答え致しました。

まず、和牛の対中輸出については、昨年、孔鉉佑・駐日中国大使に宮崎県の食肉処理場に来て頂き、「素晴らしい施設で、日本の素晴らしい和牛文化を楽しみたい」との発言も頂きました。
中国の牛肉貿易は世界の約2割を占め、年間の輸入量は、2018年は約100万トンでしたが、1年で約6割伸びて2019年は約166万トンに増加しています。
日本の国産牛の生産量は、年間33.0万トン、このうち和牛は15.2万トンしかありませんから、中国が輸入すれば、価格はどれぐらい上がるか夢が広がります。しかし、この新型コロナウィルスの影響もあり、交渉自体がストップしているのが現状です。

4月1日から法律に基づいて私を本部長とする政府の輸出本部が立ち上がりましたが、現状では、コロナの影響により輸出より国内対策優先であり、予定していた看板掛けも延期していましたが、今週19日(金)には関係閣僚会議を開催して看板掛けも実施する予定です。遅れを積極的に取り戻すべく、全力を尽くして頑張って参りたいと考えています。

また、牛マルキンの見直しについては、新型コロナウィルスの最中の見直しでしたから、様々な地域で様々なご意見があるのを承知しています。しかし、私はやらなければならなかった見直しだったと考えています。
過去1年を振り返っても、毎月1頭当たり10万円を超える交付金が支払われる県がある一方、ゼロの県もあり、「あまりにも不公平である」という声がありました。牛肉の枝肉価格が低迷し。肥育農家が非常に苦しい状況の中にも関わらず、4月は18の県では発動がゼロでした。このままの制度を5月も続けるのかというと、それは許されないという事で、思い切って見直しをさせて頂きました。
結果としては、全ての県においてしかるべき単価で発動し、また、4月と比べて支払単価が下がった県はなく、全県で上がっています。
子牛の価格も下落が危惧されていましたが、枝肉価格が回復基調ではない中でも、子牛の購買力が増し、その価格が回復しつつあります。私は、これはマルキンの見直しの成果と思っているのですが、
マルキンは保険的な制度設計で、生産者が1、国が3を積み立てる制度ですが、生産者の負担金の納付猶予(実質免除)とする措置も講じていますので、国費分をしっかりと支払い、肥育・繁殖農家を支えていきたいと考えております。

これまで沢山の先人が築いてきた素晴らしい和牛文化を世界に発信する為、生産者の方々の意見聞きながら、現場を支えていきたいと考えております。

ウィズコロナ時代の食料自給率の向上については、コロナ発生以来、食料自給率の問題は度々国会で取り上げられ、以前にも増して国民の関心が高まっていると認識しております。
現在、13か国が輸出制限・禁止を行っておりますが、いずれも日本にとって輸入先国ではなく、直接的な影響はありませんでした。しかし、今後、食料自給率の向上を図る取組みは、一層重要になってくると考えております。

国民の皆様方に、自国の農業は自分達で守るという意識を持って頂き、できる限り国産のものを買って頂きたい、政治と国民の意識が一つとなって、食料自給率の向上に努めて参りたいと考えています。

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by taku-eto | 2020-06-15 21:06