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江藤拓 日常活動報告

etotaku.exblog.jp

9月15日

本日は、官邸において定例閣議に出席した後、役所に戻り、閣議後記者会見を行いました。

会見では、冒頭、私から、Go To Eat キャンペーンのオンライン飲食予約によるポイント付与について、10月1日以降、準備ができた事業者から開始する事を御報告致しました。

次に、本日の閣議において、本年4月に公布された「家畜改良増殖法の一部を改正する法律」と「家畜遺伝資源に係る不正競争の防止に関する法律」に関連する政令が閣議決定され、これらの法律の施行日を10月1日で決定した事を御報告致しました。これらの法律の施行により、日本の宝である和牛について、精液・受精卵の流通管理の強化と知的財産としての価値の保護を図って参りますが、現場の皆様にもその背景や意義を御理解頂き、高い意識を持って取り組んで頂きたいと考えております。

また、令和3年度予算の概算要求や組織・定員要求についても御質問頂きました。
概算要求の作業を進めつつ、各事業のあり方や執行状況を確認して参りましたが、農林水産物・食品輸出拡大や食料自給率の向上に取り組むに当たっても生産基盤をしっかり守っていく事が基本であり、水田フル活用、戦略作物への転換、その為の基盤整備などしっかりとできるような予算要求にして参りたいと考えております。

組織については、4月から、農林水産物・食品の輸出について、農林水産省が政府全体の司令塔として省庁横断で促進する体制になるとともに、農協組織についても自己改革に取り組んでおられる中で、農家や農協など現場にばかり変化を求めるのではなく、行政機関としての農林水産省についても、効率化への要請や時代の変化に対応する組織へと変わっていかなければならない、その為の体制整備が必要である、との思いを強く持っております。

具体的には、既存の食料産業局、生産局、政策統括官について、
・輸出解禁の交渉や輸出促進の業務を強力に推進するための組織
・米・麦・大豆等と園芸作物を耕種農業として一体で担当できる組織
・農業生産全体の中で大きな柱である畜産の生産基盤強化を推進する組織
に局レベルで再編するよう、検討を指示しております。

会見後は、種々の打合せを行いました。

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# by taku-eto | 2020-09-15 14:57

9月14日

本日は、自由民主党大会に代わる両院議院総会に出席し、総裁選挙の投票を行いました。

投開票の結果、菅義偉候補が国会議員票393票と47都道府県連代表に各3票割り当てられた地方票141票の計534票のうち、377票を獲得して第26代総裁に選出されました。

菅新総裁には、第4次安倍第2次改造内閣において、共に閣僚として働かせて頂き、時に様々な困難に直面した折には、幾度となく御指導頂いてきましたが、菅新総裁が秋田の農家の御長男としてお生まれになったという事もあり、私は菅新総裁が地方創生や農林水産業の活性化への思い入れも強く、また、現場を重視される方である事をよく承知しております。
国難とも言える新型コロナウィルスの問題は、我が国全体の経済や国民生活、そして、地方や農林水産業に対しても依然として大きな影響を及ぼしております。安倍政権の政策を継承し、これを更に前に進めて行こうとされる菅新総裁の下、山積する様々な課題にしっかりと取り組んで参ります。


# by taku-eto | 2020-09-14 21:28

9月12日

本日は、夜8時から、テレビ会議形式で開催された「G20農業・水大臣会合」に出席致しました。

今回の「G20農業・水大臣会合」は、食料安全保障、栄養と持続可能で強靭な水管理を題材に、G20では初の農業大臣と水大臣の合同会合として開催されました。G20メンバー国のうち15か国から大臣級と、アラブ首長国連邦をはじめ7か国の招待国、そして、WHO(世界保健機構)をはじめ11の国際機関が参加しました。

前回、4月の「G20農業大臣会合」では、私から輸出規制は厳に慎むべき事などを各国に呼びかけ、新型コロナウイルスの蔓延による農業生産や食料供給の危機に対し、G20各国の大臣が一致して対処する事を合意致しました。

その後、新型コロナウイルスの蔓延により新たな課題も浮き彫りになってきており、特に、食料や農業のサプライチェーン(供給網)の強靱化による食料安全保障の確保は、今後、各国において優先的に進めるべき課題になっていると考えております。

この為、私からは、
・新型コロナウイルスの蔓延が我々にもたらした「新たな日常」の中で、各国が、家族農業など規模の大小を問わず、変化する様々な需要に対応可能なしっかりとした生産基盤を作り上げる事
・イノベーションや農業のデジタル化への投資を十分に活用して、農業・食料セクターの持続的可能性を高める事
・各国が輸出規制などの措置を行わず、食料や生産資材の需給について情報共有を行い、国際的な市場の透明性と信頼性を向上させる事
について発言致しました。

各国の大臣も同じ認識を共有されている事を心強く思いました。各国で協調して未来への道筋を切り開く事で、国の基(もとい)である農業、そして国民の皆様の生活の基盤である食を守って参りたいと考えております。

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# by taku-eto | 2020-09-12 22:26

9月11日

本日は、官邸において定例閣議に出席した後、役所に戻り、閣議後記者会見を行いました。

会見では冒頭、9月9日に、モロッコ政府による福島第一原子力発電所事故後の日本産食品に対する輸入規制の撤廃が確認された事について報告致しました。引き続き、規制を残す国・地域に対して、科学的根拠に基づき積極的に働きかけを行って参ります。

次に、明日、土曜日(12日)の夜、テレビ会議形式で開催される「G20農業・水大臣会合」に出席する予定である事を報告致しました。会議では、新型コロナウイルス感染症がもたらした「新たな日常」の中で、食料や農業のサプライチェーンの強靱化を更に進める事の重要性などについて、各国に呼び掛けようと考えております。

その後、台風第10号への対応など種々の打合せを行いました。

夕刻、茂木大臣と英国・トラス国際貿易大臣とのテレビ会議が行われ、日英EPAについて大筋合意がなされました。
日本側の関税については、日EU・EPAの範囲内で合意しました。
具体的には、
1 日EU・EPAで関税割当枠が設定されている25品目について、新たな英国枠は設けておりません。
2 日EU・EPAでセーフガードが設定されている品目について、日EU・EPAの下でと同じ内容のセーフガー
ドを措置しております。
3 その他の農林水産品についても、日EU・EPAと同じ内容を維持しております。

他方、英国側の関税については、牛肉、茶、水産物など主要な輸出関心品目について、関税撤廃を獲得した日EU・EPAの内容を維持しております。

私も、日本の一次産業、地方を守る為、農林水産省の交渉担当部局には個別具体的な指示をして参りましたが、今般の大筋合意内容については、茂木大臣が国益を守る為、毅然とした態度で交渉を行って頂いた結果であると考えております。

先に申し上げましたように、今回の日英EPAの合意内容は、日EU・EPAの範囲内である為、日EU・EPAも対象とする「総合的なTPP等関連政策大綱」に基づき、生産基盤を強化し、輸出にも対応できる強い農林水産業・農山漁村を構築するべく、引き続き万全な対策を実施して参ります。

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# by taku-eto | 2020-09-11 21:02

9月10日

本日は、役所で種々の打合せを行った後、公明党農林水産部会の谷合正明部会長をはじめ皆様から「令和3年度概算要求等に向けた重要政策提言」をお受けし、来年度予算について意見交換致しました。
本提言には、濱村進部会長代理、佐藤英道副部会長、塩田博昭参議院議員に同席頂きました。

その後、JA全中の中家徹会長、JA全農の菅野幸雄会長、JA共済連の青江伯夫会長、JA全厚連の山野徹会長ほか、JAグループ全国組織の皆様から「令和3年度農業関係予算に関する要請」をお受けし、来年度予算について意見交換致しました。本要請には、金原壽秀JA全中副会長、菅野孝志同副会長、馬場利彦同専務理事にも同席頂きました。

その後、亀岡偉民衆議院議員と菅野孝志福島JA5連会長と面会し、意見交換致しました。

その他にも面会や種々の打合せを行いました。

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# by taku-eto | 2020-09-10 19:40