ブログトップ | ログイン

江藤拓 日常活動報告

etotaku.exblog.jp

岸田総理に申入れ(食料・農業・農村基本法)

本日は、岸田総理に「食料・農業・農村基本法改正の具体的な方向性の提言」について、申入れを行いました。

この提言は、森山𥙿総務会長に委員長をお願いしている「食料・農業・農村基本法検証プロジェクトチーム」の下に、「農業基本政策検討分科会(小野寺五典座長)」「農地政策検討分科会(坂本哲志座長:現農林水産大臣)」「食料産業政策分科会(福田達夫座長)」の3つの分科会を設置し、延べ30回に渡って精力的に議論を重ねて取りまとめました。

本日の申し入れに先立ち、今週月曜日には、総合農林政策調査会長として萩生田政調会長に説明をした上で、火曜日の政調審議会で、その趣旨及び内容について説明をし、全会一致で了承されました。

提言の主な柱としては、「食料安全保障の抜本的な強化」「環境と調和のとれた産業への転換」「人口減少下における生産水準の維持・発展、地域コミュニティの維持」の3本です。

岸田総理からは、「貴重な提言をいただいた。食料安全保障の強化をはじめ、取り巻く課題にスピード感を持って取り組む際の実践的な指針だ。来週にも、官邸本部を開催して、本提言も踏まえ、基本法の見直しの方向など新しい農政の全体像を取りまとめ、来年の通常国会への基本法改正案等の提出を目指す。引き続き、後押しをお願いする。」とのお話を頂きました。

世界的に食料争奪が激化する中、持続的に食料生産を確保することが不可欠となっており、今ほど食料安全保障の強化が求められる時代はありません。自民党としても、制定から四半世紀を経た農政の憲法である基本法の本格的な見直しについて、しっかりと取り組んでまいります。

さて、明後日は令和6年度予算(案)が閣議決定されます。閣議決定を前に、明日、今年1年の締めくくりとなる農林関係の合同会議を開催して、坂本哲志農林水産大臣から財務大臣との折衝結果について報告をして頂く予定です。

岸田総理に申入れ(食料・農業・農村基本法)_a0143152_18555697.jpeg

岸田総理に申入れ(食料・農業・農村基本法)_a0143152_17524228.jpeg

岸田総理に申入れ(食料・農業・農村基本法)_a0143152_10560926.jpeg





# by taku-eto | 2023-12-20 17:09

森林環境譲与税の譲与基準割合の見直しについて

来年度より国民約6,000万人の皆様から年間一人1,000円を森林環境税としてご負担頂く事になります。

自治体による取組を早期に進める観点から、森林環境税の課税開始に先行して、2019年4月から森林環境譲与税が各自治体に譲与されています。200億円からスタートして以降、順次増額して2020年からは500億円になっており、森林整備や木材利用などの取組に活用されています。来年度からは約6,000万✕1,000円=600億円の税収が森林環境譲与税の財源になります。

来年度より国民の皆様に税としてご負担を頂き、譲与税の規模も約100億円増額されるにあたり、私が座長を務める自民党「地球温暖化防止のための森林吸収源対策プロジェクトチーム(以下:PT)」において、1年半前から、自治体の取組の促進や譲与基準の見直しについて、党内議論を活発に行ってきました。

各種団体や地方自治体からもヒアリングを度々行い、PTのメンバーも地方選出の国会議員だけではなく、東京都や神奈川県など都市部選出の国会議員にも参加して頂き、総務・経産・農林・環境の各部会長もメンバーに加えて森林環境譲与税の譲与基準を議論してきました。その結果、森林整備をさらに進める観点から、PT参加メンバーの総意として、現在の譲与基準の割合である「私有林人工林面積」:「林業就業者数」:「人口」=5割:2割:3割を、6割:2割:2割に見直すべきとの結論に至りました。

その後、党幹部に精力的にこれまでの議論の経過やエビデンスを示し、その必要性を説いて歩きましたが、党の税制調査会の場では主に都市部選出の議員から「譲与税の総額は増えるのに配分額が減ることは厳しい」との意見も出され、最終的には、森林のある自治体もない自治体も双方が納得できる形として、5.5割:2割:2.5割という決着となりました。

地球温暖化対策などの国際社会への約束の実現や、花粉症対策など森林の果たすべき役割は今後ますます大きくなる中、PTの提言が完全には受け入れられませんでしたが、来年度増額される100億円はすべて森林の多い地方へ追加的に譲与されることになり、森林整備や山で働く方々の人材育成に使われることが期待されます。

今後は納税者の皆様から、税の目的に沿って、都市部ではどの様な使い方をされているのか、地方ではどの様な結果を出せているのか、厳しい目が向けられる事になると考えます。

正直な気持ち、PTの座長としてはメンバーの皆様にも大変なご協力も頂き、総合農林政策調査会、農林部会でも満場一致でご了解を頂いた案件だっただけに、無念です。

しかし、地方は都市部にくらべ今後時間の経過とともに人口の減少が避けられない現実にあります。このため、このままでは地方への配分額は減り都市部への配分額は増えていくことが予想されます。

その事も踏まえ、このPTは解散せず、今後も人口動態調査の推移や税をご負担いただく国民の皆様の声に真摯に耳を傾け、議論を継続してまいります。

森林環境譲与税の譲与基準割合の見直しについて_a0143152_11044047.jpeg

森林環境譲与税の譲与基準割合の見直しについて_a0143152_12103313.jpeg




# by taku-eto | 2023-12-14 11:03

令和6年度畜産物価格決定に向けて

今年もいよいよ畜産物価格決定の時期となりました。我が国では、酪農及び肉用牛生産分野において、「畜産経営の安定に関する法律」、「肉用子牛生産安定等特別措置法」に基づき、乳価の低い乳製品向けの生乳や、肉用子牛の価格が下がった場合に補助金を交付する制度が設けられています。

これらの制度に基づくもののほか、豚肉、鶏肉、鶏卵などを含めた畜産物に関連する施策により、消費者の皆様への畜産物の安定供給を図ることとしております。

最近の畜産・酪農を取り巻く情勢は、円安の進行等による配合飼料原料をはじめとする生産資材価格の高止まり等もあり、その経営はかつて経験したことがない大変厳しい状況にあります。

そのような中、自民党畜産・酪農対策委員会では、宮崎・鹿児島県及び北海道の現地視察や、畜産関係団体の皆様から要請を受けるなど、令和6年度の畜産物価格決定に向けて議論を本格的に開始しました。

また、衆議院農林水産委員会においても、畜産に関する質疑を3時間行った後に、「畜産・酪農経営の安定と、畜産物の安定供給を確立する」委員会の決議が、全会一致をもって決められました。

来週の畜産物価格決定に向けて、現場の声をしっかりと受け止めて、生産者の皆様が将来にわたって意欲と希望を持って畜産・酪農経営に取り組めるよう、同志議員とともに活発な議論を進めてまいります。

さて今朝は、私が会長を務める自民党フラワー産業議員連盟を開催し、物流の2024年問題などについて議論を行いました。この週は、東九州自動車道(高鍋IC~西都IC)4車線化事業の着工式典への出席や、高千穂町から移設した新富町の古民家宿泊施設の視察をする予定です。

令和6年度畜産物価格決定に向けて_a0143152_13301632.jpeg

令和6年度畜産物価格決定に向けて_a0143152_13303130.jpeg

令和6年度畜産物価格決定に向けて_a0143152_13304577.jpeg

令和6年度畜産物価格決定に向けて_a0143152_13310232.jpeg

令和6年度畜産物価格決定に向けて_a0143152_16570470.jpeg

令和6年度畜産物価格決定に向けて_a0143152_16572365.jpeg

# by taku-eto | 2023-12-08 13:22

令和5年11月27日の週の主な活動状況

27日(月)は、恒例の政経セミナーを開催したことは報告しましたが、火曜日以降は、農業関係の全国大会や宮崎県から上京された方々との意見交換会などを行いました。

先ず火曜日は、「甘味資源作物対策JA主産県代表者集会」に出席して、自民党を代表して挨拶をさせて頂きました。

「さとうきび」や「かんしょ」などの甘味資源作物は、地域経済や雇用を維持する上で欠かすことのできない重要作物です。また、生産地である鹿児島県南西諸島や沖縄県の離島は、我が国の安全保障上、極めて重要な役割を果たしておりますので、将来にわたって持続可能なものとなるよう、しっかりと支援していくことが重要です。

また、水曜日には全国から酪農関係者が参加した「自民党酪政会総会」、木曜日にはJA全中主催の「令和5年度畜産・酪農全国代表者大会」で、挨拶をさせて頂きました。

畜産・酪農は、我が国の農業生産額の約4割を占める根幹です。その生産基盤を守ることは、故郷・地域を守ることであり、これはまさに地域政策です。水曜日に成立した令和5年度補正予算も最大限活用しながら、先々を見据えた構造転換を進めて行くことが重要と考えます。

各種大会の出席以外にも、宮崎県農業共済組合(NOSAI宮崎)の役職員、宮崎県農協青年組織協議会の役員、畜産・酪農全国代表者大会に出席された宮崎県の生産者の皆様との意見交換や、山梨県の長崎知事との面会などをしました。

週末は、宮崎県五ヶ瀬町の「三ヶ所土地改良区設立100周年記念式典」や、今年お亡くなりになられた前延岡市観光協会会長の故谷平興二氏を偲び、永年の功績を称える会に出席する予定です。

令和5年11月27日の週の主な活動状況_a0143152_13572203.jpeg

令和5年11月27日の週の主な活動状況_a0143152_13573602.jpeg

令和5年11月27日の週の主な活動状況_a0143152_13575879.jpeg

令和5年11月27日の週の主な活動状況_a0143152_13581653.jpeg

令和5年11月27日の週の主な活動状況_a0143152_13584163.jpeg

令和5年11月27日の週の主な活動状況_a0143152_13590164.jpeg

令和5年11月27日の週の主な活動状況_a0143152_13591559.jpeg

令和5年11月27日の週の主な活動状況_a0143152_22262921.jpg

令和5年11月27日の週の主な活動状況_a0143152_22265145.jpg

# by taku-eto | 2023-12-01 13:55

希望ある未来を拓く政経セミナー(R5,11,27)

本日は、毎年恒例の「希望ある未来を拓く政経セミナー」を開催し、宮崎県からも多数の皆様にご出席を頂きました。

冒頭に、私が農林水産副大臣としてお仕えした林芳正元農林水産大臣(元文部科学大臣、前外務大臣)と、萩生田光一自民党政務調査会長にご挨拶をして頂きました。

また、本日は全閣僚が出席する参議院予算委員会が開催されましたが、お昼の時間を利用して、西村康稔経済産業大臣、高市早苗経済安全保障担当大臣、宮下一郎農林水産大臣が出席をされ、それぞれご挨拶をして頂きました。

予算委員会が開催されると、お昼の時間も答弁の打ち合わせがあるにも関わらず、駆けつけて頂いた各大臣には心から感謝申し上げます。

更に、古屋圭司元拉致問題担当大臣、加藤勝信前厚生労働大臣、野村哲郎前農林水産大臣、谷公一前防災担当大臣をはじめ数多くの国会議員にもお越し頂き、古屋先輩には激励のご挨拶をして頂きました。

今回は、新型コロナの分類が5類に移行したこともあり、ご来場頂きました皆様と親しく懇談することが出来、非常に有意義な会になりました。

そして、中締めの挨拶は、宮崎県農協青年組織協議会(宮青協)の坂本委員長にお願いしました。宮青協の諸君は、セミナー終了後に農林水産省の担当官と、「食料・農業・農村基本計画の見直しの方向性」「農産物・食品の適正な価格形成」などについて研修をされるなど、非常に勉強熱心で本当に頭が下がります。

私はセミナー終了後に、会長を務めます日本家畜商協会の理事会を開催しました。

希望ある未来を拓く政経セミナー(R5,11,27)_a0143152_17282844.jpeg

希望ある未来を拓く政経セミナー(R5,11,27)_a0143152_17284673.jpeg

希望ある未来を拓く政経セミナー(R5,11,27)_a0143152_17285951.jpeg

希望ある未来を拓く政経セミナー(R5,11,27)_a0143152_17291933.jpeg

希望ある未来を拓く政経セミナー(R5,11,27)_a0143152_17294941.jpeg

希望ある未来を拓く政経セミナー(R5,11,27)_a0143152_17300711.jpeg

希望ある未来を拓く政経セミナー(R5,11,27)_a0143152_17301717.jpeg

希望ある未来を拓く政経セミナー(R5,11,27)_a0143152_17303966.jpeg

希望ある未来を拓く政経セミナー(R5,11,27)_a0143152_17305600.jpeg

希望ある未来を拓く政経セミナー(R5,11,27)_a0143152_17310974.jpeg

希望ある未来を拓く政経セミナー(R5,11,27)_a0143152_17312355.jpeg

希望ある未来を拓く政経セミナー(R5,11,27)_a0143152_17314176.jpeg

希望ある未来を拓く政経セミナー(R5,11,27)_a0143152_17315553.jpeg

希望ある未来を拓く政経セミナー(R5,11,27)_a0143152_17321056.jpeg

# by taku-eto | 2023-11-27 17:27