本日、自民党本部で総合農林政策調査会・農林部会・農政推進協議会合同会議が開催され、今後5年間で農業の生産基盤を立て直す方策を検討する「農業構造転換推進委員会」の設置が了承され、私が委員長に就任致しました。今、正に農業は正念場を迎えております。このままの状態を放置していては、生産現場も衰退の一途を辿り、我が国の食料安全保障の確立は叶いません。その認識のもとで、3年間に渡って「食料・農業・農村基本計画」の改正案を議論し、「食料・農業・農村基本計画」も策定しました。更に、党則79条機関「食料安全保障強化本部(森山𥙿本部長)を立ち上げ、別枠予算5年間で2.5兆円による集中対策を取りまとめました。委員長としての私の役目は皆様方から広くご意見を賜って、それを集約し、政策に反映させていくことです。委員長就任に当たり、昨日は全国農協青年組織協議会の北川会長に電話して、全国の若い農業従事者の皆様がどのような政策転換を政治に期待するのか取りまとめて頂くようにお願いをしたところ、是非協力したいとの返事をいただきました。今後、先輩・同僚議員をはじめ団体や農林水産省ともしっかり連携をして、短期的な対策から中長期的な対策まで幅広く議論を深め、日本の農業の未来をしっかりと切り拓くため全力で取り組んでまいります。


本日、最新鋭ステルス戦闘機F35Bが宮崎県新富町の航空自衛隊新田原基地に配備されるにあたり、日帰りで宮崎に戻り、私自身も騒音を体感してきました。周辺自治体の首長や議員の方々、周辺住民の方々も真剣な眼差しで見守っておられました。着陸した段階では、アメリカのマークが付いていますが、受領後、それを剥がすとその下には日の丸があるとのことです。飛来する際、通常の着陸に加え、騒音が長く続く垂直着陸や、通常より短い距離で滑走路に着陸するスローランディングが実施されました。防衛省は当初、新田原基地では、緊急時などを除いて垂直着陸の訓練は行わないと説明していましたが、同訓練を行う馬毛島の整備が2029 年度末にずれ込む事などを理由に、今年2月基地内で行うと方針転換しましたが、地元の理解なしには当然実施することはできません。防衛省が2016年11月に突然、騒音区域の縮小案を示したときは、私が衆議院予算委員会で当時の防衛大臣に見直しを迫り、事実上の撤回となりましたが、今回の訓練見直しについても、地元の皆様と連携を図りながら、国会の場でも議論して参ります。また、F35B導入後の騒音区域の見直しについては、区域の拡大を行うとともに、これまで防音工事の対象外であった、事務所や店舗併設住宅も対象となる様、働きかけてまいりたいと考えています。


本日、自民党の森山幹事長と中国の何立峰(かりつほう)副首相が会談を行い、日本産牛肉の中国向け輸出再開に必要な「日中動物衛生検疫協定」が発効しました。長年、この問題に取り組んで来た私としても感無量です。2001年9月のBSE発生に伴い、日本産牛肉の輸入が停止され、その後2010年4月に口蹄疫も発生ました。我が国は輸出再開に向けて中国側と協議を重ね、私が1回目の農林水産大臣だった2019年11月25日に、この「日中動物衛生検疫協定」に署名し、同年12月11日に、孔鉉佑(こうげんゆう)中国大使を宮崎県のミヤチク都農工場に案内しました。しかし、その後、5年半以上に渡って協定が発効されない状況が続きましたが、本年1月17日に、2度目の農林水産大臣として中国を訪問し、韓俊(かんしゅん)農業農村部長と会談して、協定の早期発効に向けて、意思疎通を継続することで一致しました。今後、中国側による食品安全システム評価、輸出条件の設定を経て、輸出施設の認定・登録が行われれば、中国向けの輸出が可能となりますので、関係者の皆様と力を合わせて、早期再開に向けて努力してまいります。
本日、石破総理大臣に辞表を提出し受理されました。今回の私の発言は、国民の皆様方が米価格の高騰に大変ご苦労をされている中、極めて不適切であり、心からお詫びを申し上げます。地元宮崎の皆様にも大変申し訳ない気持ちで一杯です。重ねてお詫びを申し上げます。そして、農林水産省の職員の皆様は、チーム一丸となり私を支えていいただき、心から感謝致します。私は一兵卒として原点に立ち返り、努力精進してまいる覚悟です。
本日は、朝の飛行機で宮崎県都城市に入り、南日本酪農協同(デイリー牛乳)と霧島酒造の視察を行いました。その後、酪農家の皆様と意見交換を行った後、「都城盆地農業を語る会」で、約1200名の皆様の前で講演をさせていただきました。終了後は、トンボ帰りで東京に戻り、21時からのNHKサタデーウォッチ9「江藤農相にコメ高騰をきく!」に生出演しました。約20分間の出演中に、備蓄米放出に関するこれまでの取り組みや現状、また昨日発表した新たな対策などについてお話をさせていただきました。1つの問いに対して、1分以内で回答を求められたため、伝えたいことを充分には伝えきれなかったかとは思いますが、国民の皆様に直接、お話をする機会をいただき感謝申し上げます。明日は、福岡空港から佐賀県に行き、講演をする予定です。